2011年11月10日木曜日

少子化 子育て デフレ

少子化の原因に未婚や晩婚が大きな影響を及ぼしている

高度経済成長以降の自由恋愛至上主義などの要因に加えて子育てのコスト高がもう一つの原因となっている

子育てのコスト高や高コストのイメージについて 今後是正していかなくては少子化改善の妨げになる

子育にかかるお金で最初に先ず出産費用が挙げられるが これはほぼ国からの祝い金で間に合う事は ここ数年でかなり周知された

やはり大きいのは教育費であろう

基本的に公立の小 中学校は学費は掛からない ランドセルや制服 体操着などは実費で購入するが、あとは給食費と修学旅行の積立くらいのものだ

これに限れば 月間のコストは一万円程度となる

高校になると学費も発生したり通学に電車を使う場合がある事 また学用品も買わなければならないし 入学金もあるので月間のコストは平均して4-5万円程度となる

公立高校の授業料は月に約一万円程度だが、将来的には無料化される動きが出ている

上記のように公立学校に通わせるだけであれば、義務教育である中学生までは月に一万円程度 高校生であっても、4~5万円とコストは限定的である上に執筆の段階では不確定ではあるものの子供に対する国の補助金は一人当たり1~2万円程度が期待できる

学外の活動については、上記には含まれていない

学習塾やスポーツクラブなどこの辺りのコストについても考慮が必要だが、この辺りについては、個人差が大きくこの点について初めて経済的問題が発生するであろう

また大学進学についてだが2011年では子供の大学進学率は5割を超えている

第二次ベビーブーム世代では2割強だったことと比較すると、割合として大きく増加している

また専門学校などへ進学する者も加えると 純粋な高卒者は少数派となっている

今後この傾向はより強くなって行くと思われるが、これについては疑問がのこる

より高いレベルの教育を子供に受けさせたい親の気持ちは理解できる

しかし、年収300万円程度20代の若者が 昇給の見込みも薄い現代において将来的にとはいえ年間100~150万円以上に登る大学の学費を捻出することは容易では無いと怯むのは無理も無い

子供に経済的不自由をさせるくらいであれば、子供を作ることは無いと考える者が多くなるのも無理は無いが

高度経済成長の結果手に入れた一億総中流という意識がこのような考え方の根底にあると考える

大学や専門学校に進むことが一般的になることは子供の養育費を跳ねあげる要素となり 成長の無い経済状態との合わせ技で少子化の大きな原因となっている

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