2011年11月14日月曜日

原発事故 危険厨 安全厨

福島原発の事故により、事故から半年以上経った今もなお、放射線の影響は不確定な要素を減らす事が無い

事故直後はパニックを防ぐために情報統制が行われた事が明らかになった

政府の行った政策の是非はともかく、今後当分の間は各個人の放射線に対する考え方の違いによる摩擦が生じる事になる

放射線を多く浴びたり 食物から摂取すると、健康被害が出る事はわかっていても、被爆の量や期間と健康被害の影響について相関関係が明確で無い為学者自体が二手に別れてしまっている

前例としてチェルノブイリ事故があるが、チェルノブイリ事故などのデータを学者がどう読み取るかによって以下の二つの思想が生まれた

安全側
福島原発の事故による放射線の被害は国が事故後に定めた基準値を守る事が出来れば回避可能である
という考え方

危険側
国が事故後に定めた基準値は国際的な基準値よりも大幅に高く いわば場当たり的な根拠のとぼしい値であるため
これを適応することで健康被害が出る可能性がある
国際的な基準値を適用し必要な対策をするべきである
という考え方

危険側のもう一つの主張として
事故直後政府の行った発表には捏造が有った事が明らかになった以上今もなお、隠された情報が多くあるものと考えられる
これらデータを公開し国民に正しい情報を伝えるべきである
という主張だ

二つの異なる理解が生じた場合 危険であるとする側の考え方を取ればより危険を回避出来る可能性が上がる

しかしながら 放射線対策とそれにかかるコストや経済的リスクはトレードオフの関係にあるため、被害が確実視されなければ最低限と思われる対策しか行わない

これはある意味正しく 福島原発の近隣地域で数年後又は数十年後に健康被害が確定された後に補償なり対応を行えば良いからだ

仮にその補償額が膨大だとしてもその頃には政権は変わっているし今力を持っている政治家の多くは死んでしまっていることだろう

政府が行う放射線対策の最低ラインを押し上げるのは世論次第だが世論はメディアに統制されているので、

政府の予想を上回る速さで健康被害が出たりしない限りは期待は出来ない

これは政府批判ではなく、言ってみれば、誰かやっても似た様な対策しか取れないと感じているからだ

つまり、政府の対応に不満があれば各個人で対策をしなければならないという事である

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